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協和キリンと住友ファーマの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は協和キリンが約754万円、住友ファーマが約661万円。協和キリンのほうが約93万円高い。
  • 売上高は協和キリンが4,968億円、住友ファーマが4,533億円で、規模は近い。
  • 売上に対する利益の割合は協和キリンが17.6%、住友ファーマが22.1%で、住友ファーマのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

協和キリン住友ファーマ
働きやすさの点数74.8点(⁠S)66.8点(⁠A)
平均年収987万円(⁠42.4歳)906万円(⁠44.5歳)
30歳換算年収約754万円約661万円
月の平均残業25.8時間未公表
有給取得率79.5%未公表
平均勤続年数20.5年18.9年
売上高4,968億円4,533億円
売上に対する利益の割合17.6%(⁠税引前利益)22.1%(⁠税引前利益)
売上の4年の伸び1.41倍0.81倍
従業員数(⁠単体)3,503人1,747人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは協和キリンが1.41倍、住友ファーマが0.81倍で、勢いは協和キリンが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は協和キリンが74.8点、住友ファーマが66.8点で、協和キリンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

協和キリン

協和キリンは、キリンホールディングスが親会社の医療用医薬品メーカーです。抗体技術に強みを持ち、X染色体連鎖性低リン血症治療剤「⁠Crysvita」などを世界で販売しています。発酵技術の会社「⁠協和醱酵工業」が前身で、2008年にキリンファーマと統合しました。

売上高は約4,968億円です。事業は医療用医薬品の製造・販売の単一セグメントです。

住友ファーマ

住友ファーマは、住友化学が親会社の医療用医薬品メーカーです。がん領域と精神神経領域を重点領域にし、日本と北米で医薬品を販売しています。2005年に大日本製薬と住友製薬が合併してできました。

売上高は約4,533億円、税引前利益は約1,003億円です。事業は地域ごとに、日本、北米、アジアに分かれています。

歴史の違い

協和キリン

  1. 1949年協和産業の第二会社として協和醱酵工業が設立され、東京証券取引所に上場します。
  2. 1956〜1959年発酵法によるグルタミン酸ソーダ製造法の企業化を公表し、抗悪性腫瘍剤「⁠マイトマイシン」を発売します。
  3. 2008年キリンファーマと株式交換で統合し、キリンホールディングスが親会社になって、協和発酵キリンに社名を変えます。
  4. 2011〜2019年英国のProStrakanを買収し、化学品・食品・バイオケミカルなどの事業を譲渡して医薬に集中します。

住友ファーマ

  1. 1897〜1898年大阪・道修町の薬業家21名が大阪製薬を設立し、大日本製薬に社名を変えます。
  2. 2005年住友製薬と合併し、大日本住友製薬になります。
  3. 2009年米国のSepracor(⁠のちのSunovion)を買収します。
  4. 2019年Roivant Sciencesとの戦略的提携で、Sumitovant Biopharmaなどを子会社にします。

いま何に賭けているか

協和キリン

2030年に向けたビジョンで、「⁠日本発のグローバル・スペシャリティファーマとして病気と向き合う人々に笑顔をもたらすLife-changingな価値の継続的な創出」を掲げています。中長期構想「⁠Vision 2030 and Beyond」では、先進的抗体技術と造血幹細胞遺伝子治療の強みを生かして研究開発を加速するとしています。

住友ファーマ

2023年度に多額の損失を計上し、大幅な人員削減を含む抜本的な構造改革を行いました。2027年度までの活動計画「⁠Reboot 2027」の財務目標を前倒しで達成できる見込みとなったため、2028年度までの成長計画「⁠Boost 2028」を発表しています。2033年に「⁠グローバル・スペシャライズド・プレーヤー」の地位を確立することを目指しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい協和キリン。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い住友ファーマのほうが景気の波に強い。

よくある質問

協和キリンと住友ファーマはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は協和キリンが約754万円、住友ファーマが約661万円。協和キリンのほうが約93万円高い。
協和キリンと住友ファーマはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は協和キリンが74.8点、住友ファーマが66.8点で、協和キリンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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