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近鉄グループホールディングスとNANKAIの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は近鉄グループホールディングスが約599万円、NANKAIが約479万円。近鉄グループホールディングスのほうが約120万円高い。
  • 売上高は近鉄グループホールディングスが1.75兆円、NANKAIが2,647億円で、近鉄グループホールディングスが約6.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は近鉄グループホールディングスが4.8%、NANKAIが14.3%で、NANKAIのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

近鉄グループホールディングスNANKAI
働きやすさの点数64.4点(⁠A-)57.2点(⁠B)
平均年収823万円(⁠44.6歳)667万円(⁠45.2歳)
30歳換算年収約599万円約479万円
月の平均残業未公表未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数17.7年22.6年
売上高1.75兆円2,647億円
売上に対する利益の割合4.8%(⁠経常利益)14.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び2.53倍1.31倍
従業員数(⁠単体)264人3,000人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは近鉄グループホールディングスが2.53倍、NANKAIが1.31倍で、勢いは近鉄グループホールディングスが上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は近鉄グループホールディングスが64.4点、NANKAIが57.2点で、近鉄グループホールディングスが上回る。

何で稼いでいるかの違い

近鉄グループホールディングス

近鉄グループホールディングスは、大阪・奈良・京都・三重・名古屋を結ぶ近畿日本鉄道を中心に、不動産、国際物流(⁠近鉄エクスプレス)、百貨店(⁠近鉄百貨店)、ホテル(⁠都ホテルズ)、旅行(⁠近畿日本ツーリスト、クラブツーリズム)、水族館の海遊館などを持つ持株会社です。

売上高は約1.75兆円です。事業は、運輸(⁠鉄道、バス、タクシー)、不動産、国際物流、流通、ホテル・レジャーの5つです。

NANKAI

NANKAI(⁠旧南海電気鉄道)は、大阪府南部と和歌山県を主な基盤に、鉄道・バスなどの運輸業、不動産、流通、レジャー・サービス、建設の事業を営む会社です。1884年設立の大阪堺間鉄道(⁠のちの阪堺鉄道)が1885年に難波〜大和川間で営業を始めたのが創業です。

売上高は約2,647億円です。事業は、運輸業(⁠鉄道、軌道、バス、フェリー、貨物運送)、不動産業、流通業(⁠ショッピングセンター、駅ビジネス)、レジャー・サービス業(⁠旅行、ホテル、ボートレース施設賃貸など)、建設業などです。

歴史の違い

近鉄グループホールディングス

  1. 1910〜1914年奈良軌道として発足し、大阪電気軌道に社名を変えて、1914年に大阪・奈良間の営業を始めます。
  2. 1944年南海鉄道と合併し、近畿日本鉄道が設立されます(⁠1947年に旧南海の事業を分離)。
  3. 1970年近鉄航空貨物(⁠今の近鉄エクスプレス)を設立します。
  4. 2014〜2015年あべのハルカスが全面開業し、翌年に鉄道・不動産・ホテル・流通を分社して持株会社制に移ります。

NANKAI

  1. 1885〜1903年阪堺鉄道として難波〜大和川間の営業を始め、南海鉄道が難波〜和歌山市間を開通させます。
  2. 1947年高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名を変え、旧南海鉄道の鉄軌道事業を引き継いで新発足します。
  3. 1980年なんばCITYの全館営業を始めます。
  4. 1994年空港線の営業を始めます。

いま何に賭けているか

近鉄グループホールディングス

「⁠長期ビジョン2035」と「⁠中期経営計画2028」で、沿線の価値深化・活性化と、沿線外・グローバルでの事業深化・拡張を掲げ、伊勢志摩のブランド力強化やインバウンド需要の取込み拡大など6つの重点戦略に取り組んでいます。経営指標にROICを導入しました。

NANKAI

2026年4月に「⁠私たちは、地域を起点に人々と向き合い、『⁠しあわせなくらし』を育み、広げ、未来へとつなげます」という社会的使命を定めました。会社は、インバウンド旅客の増加による空港関連輸送の活性化や、なんば地区の不動産業の拡充で成長してきたとしています。大阪・夢洲のIR誘致計画や、2031年春に開業を目指すなにわ筋線に期待しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい近鉄グループホールディングス。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いNANKAIのほうが景気の波に強い。

よくある質問

近鉄グループホールディングスとNANKAIはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は近鉄グループホールディングスが約599万円、NANKAIが約479万円。近鉄グループホールディングスのほうが約120万円高い。
近鉄グループホールディングスとNANKAIはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は近鉄グループホールディングスが64.4点、NANKAIが57.2点で、近鉄グループホールディングスが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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