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中外製薬と東和薬品の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は中外製薬が約1,041万円、東和薬品が約617万円。中外製薬のほうが約424万円高い。
  • 月の平均残業は中外製薬が3.8時間、東和薬品が22.8時間。中外製薬のほうが月19時間少ない。
  • 売上高は中外製薬が1.26兆円、東和薬品が2,737億円で、中外製薬が約4.6倍の規模。

数字で比べる

中外製薬東和薬品
働きやすさの点数86.8点(⁠S)53.6点(⁠B)
平均年収1,351万円(⁠42歳)695万円(⁠35.5歳)
30歳換算年収約1,041万円約617万円
月の平均残業3.8時間22.8時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数13.4年9.6年
売上高1.26兆円2,737億円
売上に対する利益の割合47.5%(⁠税引前利益)10.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.26倍1.65倍
従業員数(⁠単体)5,104人2,899人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは中外製薬が1.26倍、東和薬品が1.65倍で、勢いは東和薬品が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は中外製薬が86.8点、東和薬品が53.6点で、中外製薬が上回る。

何で稼いでいるかの違い

中外製薬

中外製薬は、スイスの製薬大手ロシュのグループに入っている日本の製薬会社です。自社で製造した医薬品を国内で販売し、一部の製品はロシュが海外で販売しています。単一事業の医薬品会社で、税引前利益率が約47.5%と非常に高いのが特徴です。

売上高は約1.26兆円です。事業は医薬品だけです。国内では自社で製造した医薬品を特約店を通じて売り、海外ではロシュが中外製薬の一部の製品を輸入して販売しています。

東和薬品

東和薬品は、ジェネリック医薬品(⁠後発医薬品)を中心に、医療用医薬品を製造販売する会社です。1951年に大阪で医薬品原料の卸と仲買業として東和薬品商会を創業しました。

売上高は約2,737億円です。事業は国内と海外の2つで、国内では健康食品・医薬品の受託製造をする三生医薬なども子会社です。海外では持株会社Towa Pharma International Holdingsを通じて欧米でジェネリック医薬品事業を展開しています。

歴史の違い

中外製薬

  1. 1925年上野十蔵が中外新薬商会を創業し、医薬品の輸入販売を始めます。
  2. 1971〜1989年臨床検査薬の分野に進出し、1989年にはアメリカのジェン・プローブを買収します。
  3. 2002年ロシュとの戦略的アライアンスに基づき、日本ロシュと合併し、ロシュ・ホールディングが親会社になります。
  4. 2004〜2005年一般用医薬品事業をライオンに譲渡します。

東和薬品

  1. 1951〜1957年東和薬品商会を創業し、東和薬品を設立して一般用医薬品の製造を始めます。
  2. 1965年医療用医薬品の製造販売に転換します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に上場します。
  4. 2012年山形工場と東日本物流センターを完成させます。

いま何に賭けているか

中外製薬

2021年に成長戦略「⁠TOP I 2030」を策定し、「⁠R&Dアウトプット倍増」「⁠自社グローバル品毎年上市」を目標にしています。3年ごとの中期経営計画は廃止し、長期目標から逆算した「⁠中期マイルストン」で進捗を管理しています。目指す姿は「⁠患者中心の高度で持続可能な医療を実現する、ヘルスケア産業のトップイノベーター」です。

東和薬品

理念は「⁠私達は 人々の健康に貢献します」「⁠私達は こころの笑顔を大切にします」で、私達の誓い「⁠T-SMILE」を掲げています。ジェネリック医薬品事業をコア事業に、新たな健康関連事業へ広げるとしています。会社は、毎年の薬価改定や業界の品質問題による信頼低下で、ジェネリック業界の環境は厳しさを増しているとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収・残業の両方で中外製薬が上回っている。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東和薬品。

よくある質問

中外製薬と東和薬品はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は中外製薬が約1,041万円、東和薬品が約617万円。中外製薬のほうが約424万円高い。
中外製薬と東和薬品はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は中外製薬が3.8時間、東和薬品が22.8時間。中外製薬のほうが月19時間少ない。
中外製薬と東和薬品はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は中外製薬が86.8点、東和薬品が53.6点で、中外製薬が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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