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東京地下鉄とNANKAIの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は東京地下鉄が約678万円、NANKAIが約479万円。東京地下鉄のほうが約199万円高い。
  • 売上高は東京地下鉄が4,224億円、NANKAIが2,647億円で、東京地下鉄が約1.6倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は東京地下鉄が18.8%、NANKAIが14.3%で、東京地下鉄のほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

東京地下鉄NANKAI
働きやすさの点数60.8点(⁠A-)57.2点(⁠B)
平均年収837万円(⁠39.7歳)667万円(⁠45.2歳)
30歳換算年収約678万円約479万円
月の平均残業23.9時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数12.5年22.6年
売上高4,224億円2,647億円
売上に対する利益の割合18.8%(⁠経常利益)14.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.38倍1.31倍
従業員数(⁠単体)9,532人3,000人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 当サイトの働きやすさの点数は東京地下鉄が60.8点、NANKAIが57.2点で、東京地下鉄が上回る。

何で稼いでいるかの違い

東京地下鉄

東京地下鉄(⁠東京メトロ)は、東京都区部を中心に9路線の地下鉄を運行する会社です。渋谷ヒカリエなどの不動産、駅の商業施設Echika、駅や車両の広告なども手がけています。1941年設立の帝都高速度交通営団を引き継いで2004年に設立され、2024年10月に東京証券取引所に上場しました。

売上高は約4,224億円です。事業は、運輸(⁠地下鉄)、不動産(⁠渋谷マークシティ、渋谷ヒカリエ、ハラカドなどの賃貸)、ライフ・ビジネスサービス(⁠駅の商業施設、広告、携帯電話通信の許諾など)などです。

NANKAI

NANKAI(⁠旧南海電気鉄道)は、大阪府南部と和歌山県を主な基盤に、鉄道・バスなどの運輸業、不動産、流通、レジャー・サービス、建設の事業を営む会社です。1884年設立の大阪堺間鉄道(⁠のちの阪堺鉄道)が1885年に難波〜大和川間で営業を始めたのが創業です。

売上高は約2,647億円です。事業は、運輸業(⁠鉄道、軌道、バス、フェリー、貨物運送)、不動産業、流通業(⁠ショッピングセンター、駅ビジネス)、レジャー・サービス業(⁠旅行、ホテル、ボートレース施設賃貸など)、建設業などです。

歴史の違い

東京地下鉄

  1. 1927年前身の東京地下鉄道が、東洋初の地下鉄として浅草〜上野間を開業します。
  2. 1941年特殊法人として帝都高速度交通営団が設立されます。
  3. 1954〜2000年丸ノ内線、日比谷線、東西線、千代田線、有楽町線、半蔵門線、南北線の営業を順に始めます。
  4. 2004年営団を引き継いで東京地下鉄株式会社が設立されます。

NANKAI

  1. 1885〜1903年阪堺鉄道として難波〜大和川間の営業を始め、南海鉄道が難波〜和歌山市間を開通させます。
  2. 1947年高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名を変え、旧南海鉄道の鉄軌道事業を引き継いで新発足します。
  3. 1980年なんばCITYの全館営業を始めます。
  4. 1994年空港線の営業を始めます。

いま何に賭けているか

東京地下鉄

グループ理念は「⁠東京を走らせる力」です。旅客運輸収入は通勤・通学需要、都心の開発、インバウンドの増加で好調ですが、労務費・資材価格の高騰で修繕費や外注費が想定を大きく上回っているとしています。加算運賃などの運賃改定制度の適用も検討し、2026年度から出資・M&Aの専任組織を新設するとしています。

NANKAI

2026年4月に「⁠私たちは、地域を起点に人々と向き合い、『⁠しあわせなくらし』を育み、広げ、未来へとつなげます」という社会的使命を定めました。会社は、インバウンド旅客の増加による空港関連輸送の活性化や、なんば地区の不動産業の拡充で成長してきたとしています。大阪・夢洲のIR誘致計画や、2031年春に開業を目指すなにわ筋線に期待しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高い東京地下鉄のほうが景気の波に強い。

よくある質問

東京地下鉄とNANKAIはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は東京地下鉄が約678万円、NANKAIが約479万円。東京地下鉄のほうが約199万円高い。
東京地下鉄とNANKAIはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は東京地下鉄が60.8点、NANKAIが57.2点で、東京地下鉄が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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