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京王電鉄とNANKAIの違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。大手私鉄の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は京王電鉄が約603万円、NANKAIが約479万円。京王電鉄のほうが約124万円高い。
  • 売上高は京王電鉄が4,969億円、NANKAIが2,647億円で、京王電鉄が約1.9倍の規模。
  • 売上に対する利益の割合は京王電鉄が10.3%、NANKAIが14.3%で、NANKAIのほうが稼ぐ力が強い。

数字で比べる

京王電鉄NANKAI
働きやすさの点数55.9点(⁠B)57.2点(⁠B)
平均年収758万円(⁠40.5歳)667万円(⁠45.2歳)
30歳換算年収約603万円約479万円
月の平均残業26.8時間未公表
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.1年22.6年
売上高4,969億円2,647億円
売上に対する利益の割合10.3%(⁠経常利益)14.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.66倍1.31倍
従業員数(⁠単体)2,429人3,000人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは京王電鉄が1.66倍、NANKAIが1.31倍で、勢いは京王電鉄が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は京王電鉄が55.9点、NANKAIが57.2点で、ほぼ同じ。

何で稼いでいるかの違い

京王電鉄

京王電鉄は、新宿から八王子・橋本・高尾山口への京王線と、渋谷〜吉祥寺の井の頭線を運行する鉄道会社です。バス、不動産、ホテル(⁠京王プラザホテル)、百貨店・スーパー(⁠京王百貨店、京王ストア)など沿線の生活サービスも手がけています。

売上高は約4,969億円です。事業は、交通(⁠鉄道、バス、タクシー)、不動産(⁠賃貸、販売)、ホテル、建設設備、生活サービス(⁠百貨店、ストア、クレジットカード、子育て支援、高齢者住宅など)の5つです。

NANKAI

NANKAI(⁠旧南海電気鉄道)は、大阪府南部と和歌山県を主な基盤に、鉄道・バスなどの運輸業、不動産、流通、レジャー・サービス、建設の事業を営む会社です。1884年設立の大阪堺間鉄道(⁠のちの阪堺鉄道)が1885年に難波〜大和川間で営業を始めたのが創業です。

売上高は約2,647億円です。事業は、運輸業(⁠鉄道、軌道、バス、フェリー、貨物運送)、不動産業、流通業(⁠ショッピングセンター、駅ビジネス)、レジャー・サービス業(⁠旅行、ホテル、ボートレース施設賃貸など)、建設業などです。

歴史の違い

京王電鉄

  1. 1910〜1913年京王電気軌道が設立され、1913年に笹塚〜調布間で電車を開通させます。
  2. 1944〜1948年東京急行電鉄に合併されたのち、1948年に京王線・井の頭線を持つ京王帝都電鉄として分離します。
  3. 1969年京王プラザホテルの会社を設立し、高速バスの運行を始めます。
  4. 1990年相模原線の調布〜橋本間が全線開通します。

NANKAI

  1. 1885〜1903年阪堺鉄道として難波〜大和川間の営業を始め、南海鉄道が難波〜和歌山市間を開通させます。
  2. 1947年高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名を変え、旧南海鉄道の鉄軌道事業を引き継いで新発足します。
  3. 1980年なんばCITYの全館営業を始めます。
  4. 1994年空港線の営業を始めます。

いま何に賭けているか

京王電鉄

中期経営計画『⁠HIRAKU 2030』(⁠2025〜2030年度)で、2030年前後に完成を目指す「⁠新宿駅西南口地区開発計画」「⁠橋本駅周辺開発」「⁠京王多摩川開発プロジェクト」「⁠京王線(⁠笹塚駅〜仙川駅間)連続立体交差事業」などの大規模プロジェクトを進めています。2030年度に連結営業利益620億円を計画しています。

NANKAI

2026年4月に「⁠私たちは、地域を起点に人々と向き合い、『⁠しあわせなくらし』を育み、広げ、未来へとつなげます」という社会的使命を定めました。会社は、インバウンド旅客の増加による空港関連輸送の活性化や、なんば地区の不動産業の拡充で成長してきたとしています。大阪・夢洲のIR誘致計画や、2031年春に開業を目指すなにわ筋線に期待しています。

どちらを選ぶかの目安

  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい京王電鉄。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いNANKAIのほうが景気の波に強い。

よくある質問

京王電鉄とNANKAIはどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は京王電鉄が約603万円、NANKAIが約479万円。京王電鉄のほうが約124万円高い。
京王電鉄とNANKAIはどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は京王電鉄が55.9点、NANKAIが57.2点で、ほぼ同じ。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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