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トヨタ自動車と三菱自動車工業の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。自動車メーカーの会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収はトヨタ自動車が約801万円、三菱自動車工業が約603万円。トヨタ自動車のほうが約198万円高い。
  • 月の平均残業はトヨタ自動車が20.3時間、三菱自動車工業が17.1時間。三菱自動車工業のほうが月3.2時間少ない。
  • 売上高はトヨタ自動車が18.26兆円、三菱自動車工業が2.90兆円で、トヨタ自動車が約6.3倍の規模。

数字で比べる

トヨタ自動車三菱自動車工業
働きやすさの点数71.3点(⁠S-)64.8点(⁠A)
平均年収1,006万円(⁠40.5歳)790万円(⁠42.4歳)
30歳換算年収約801万円約603万円
月の平均残業20.3時間17.1時間
有給取得率未公表未公表
平均勤続年数14.4年14.5年
売上高18.26兆円2.90兆円
売上に対する利益の割合23.0%(⁠経常利益)2.7%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.45倍1.42倍
従業員数(⁠単体)73,133人13,498人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上に対する利益の割合はトヨタ自動車が23.0%、三菱自動車工業が2.7%で、トヨタ自動車のほうが稼ぐ力が強い。
  • 当サイトの働きやすさの点数はトヨタ自動車が71.3点、三菱自動車工業が64.8点で、トヨタ自動車が上回る。

何で稼いでいるかの違い

トヨタ自動車

トヨタ自動車は、世界最大級の自動車メーカーです。クラウン、カローラ、RAV4、アルファード、レクサスのLS・RXなどをつくり、ダイハツ・日野(⁠2026年3月まで)を含むグループで世界中に車を売っています。今は「⁠モビリティカンパニー」への変革を掲げています。

トヨタ自動車本体の売上高は約18.3兆円、経常利益は約4.2兆円です。自動車業界の中でも飛び抜けて利益を出す会社で、グループの社員は約39万人にのぼります。

三菱自動車工業

三菱自動車工業は、SUVやピックアップトラック、プラグインハイブリッド車(⁠PHEV)に強い自動車メーカーです。三菱重工業の自動車部門から独立して生まれ、今は日産自動車と戦略的アライアンスを結び、東南アジア(⁠アセアン)を最大の強みにしています。

売上高は約2.9兆円で、自動車業界で国内10位です。お金の入り口は車の販売と、自動車ローンなどの金融事業です。アウトランダー(⁠PHEV)、トライトン、エクスパンダー、エクリプス クロスなど、SUVや多人数乗りの車が主力です。

歴史の違い

トヨタ自動車

  1. 1933年豊田自動織機製作所の中で、豊田喜一郎が自動車の研究を始めます。
  2. 1949〜1950年デンソー(⁠日本電装)やアイシンなどを設立・独立させ、トヨタグループの形ができていきます。
  3. 1982年トヨタ自動車工業とトヨタ自動車販売が合併し、今のトヨタ自動車になります。
  4. 1984〜1990年代GMとの合弁を皮切りに、アメリカ、カナダ、イギリスなどで現地生産を始め、世界企業になります。

三菱自動車工業

  1. 1970年三菱重工業の全額出資で設立され、同社の自動車部門を引き継いで営業を始めます。
  2. 1980年代三菱商事と共同でオーストラリアやアメリカに販売会社をつくり、アメリカではクライスラーと合弁工場を建てます。
  3. 2000〜2005年ドイツのダイムラークライスラーと提携しますが、のちに解消。
  4. 2016年日産自動車と資本業務提携・戦略的アライアンスを結びます。

いま何に賭けているか

トヨタ自動車

「⁠トヨタフィロソフィー」で、使命を「⁠幸せを量産する」と定め、車をつくる会社から、移動にまつわる課題を解決する「⁠モビリティカンパニー」への変革を進めています。ソフトウエアを中心とした開発を担うウーブン・バイ・トヨタも、その中核の一つです。

三菱自動車工業

2026年5月に発表した新中長期ビジョンで、「⁠尖った商品・ブランドの強化でお客様満足と企業価値を向上」を掲げています。アセアン商品群とオフロード商品群に経営資源を集中して2031年度までに13車種を投入し、フィリピン、ベトナム、日本を重点国にするとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るならトヨタ自動車、時間のゆとりを取るなら三菱自動車工業。
  • 業績の安定を重視するなら、利益率の高いトヨタ自動車のほうが景気の波に強い。

よくある質問

トヨタ自動車と三菱自動車工業はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収はトヨタ自動車が約801万円、三菱自動車工業が約603万円。トヨタ自動車のほうが約198万円高い。
トヨタ自動車と三菱自動車工業はどちらが残業が少ない?
月の平均残業はトヨタ自動車が20.3時間、三菱自動車工業が17.1時間。三菱自動車工業のほうが月3.2時間少ない。
トヨタ自動車と三菱自動車工業はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数はトヨタ自動車が71.3点、三菱自動車工業が64.8点で、トヨタ自動車が上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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