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協和キリンと東和薬品の違い

年収・残業・稼ぎ方・歴史を、有価証券報告書と公的データで比べました。製薬の会社選びや、両社の面接を受けるときの企業研究に。

3行でいうと

  • 30歳に換算した年収は協和キリンが約754万円、東和薬品が約617万円。協和キリンのほうが約137万円高い。
  • 月の平均残業は協和キリンが25.8時間、東和薬品が22.8時間。東和薬品のほうが月3時間少ない。
  • 売上高は協和キリンが4,968億円、東和薬品が2,737億円で、協和キリンが約1.8倍の規模。

数字で比べる

協和キリン東和薬品
働きやすさの点数74.8点(⁠S)53.6点(⁠B)
平均年収987万円(⁠42.4歳)695万円(⁠35.5歳)
30歳換算年収約754万円約617万円
月の平均残業25.8時間22.8時間
有給取得率79.5%未公表
平均勤続年数20.5年9.6年
売上高4,968億円2,737億円
売上に対する利益の割合17.6%(⁠税引前利益)10.3%(⁠経常利益)
売上の4年の伸び1.41倍1.65倍
従業員数(⁠単体)3,503人2,899人

点数・年収・残業・有休・勤続は女性の活躍推進企業データベースと有価証券報告書、売上・利益・従業員数は有価証券報告書(⁠EDINET)から。30歳換算年収は平均年齢の違う会社を比べるための目安(⁠平均年収÷1.022^(⁠平均年齢−30))。持株会社は本社の少人数の数字なので、事業会社と並べるときは注意。

  • 売上の4年の伸びは協和キリンが1.41倍、東和薬品が1.65倍で、勢いは東和薬品が上。
  • 当サイトの働きやすさの点数は協和キリンが74.8点、東和薬品が53.6点で、協和キリンが上回る。

何で稼いでいるかの違い

協和キリン

協和キリンは、キリンホールディングスが親会社の医療用医薬品メーカーです。抗体技術に強みを持ち、X染色体連鎖性低リン血症治療剤「⁠Crysvita」などを世界で販売しています。発酵技術の会社「⁠協和醱酵工業」が前身で、2008年にキリンファーマと統合しました。

売上高は約4,968億円です。事業は医療用医薬品の製造・販売の単一セグメントです。

東和薬品

東和薬品は、ジェネリック医薬品(⁠後発医薬品)を中心に、医療用医薬品を製造販売する会社です。1951年に大阪で医薬品原料の卸と仲買業として東和薬品商会を創業しました。

売上高は約2,737億円です。事業は国内と海外の2つで、国内では健康食品・医薬品の受託製造をする三生医薬なども子会社です。海外では持株会社Towa Pharma International Holdingsを通じて欧米でジェネリック医薬品事業を展開しています。

歴史の違い

協和キリン

  1. 1949年協和産業の第二会社として協和醱酵工業が設立され、東京証券取引所に上場します。
  2. 1956〜1959年発酵法によるグルタミン酸ソーダ製造法の企業化を公表し、抗悪性腫瘍剤「⁠マイトマイシン」を発売します。
  3. 2008年キリンファーマと株式交換で統合し、キリンホールディングスが親会社になって、協和発酵キリンに社名を変えます。
  4. 2011〜2019年英国のProStrakanを買収し、化学品・食品・バイオケミカルなどの事業を譲渡して医薬に集中します。

東和薬品

  1. 1951〜1957年東和薬品商会を創業し、東和薬品を設立して一般用医薬品の製造を始めます。
  2. 1965年医療用医薬品の製造販売に転換します。
  3. 2004〜2005年東証2部に上場し、東証1部に上場します。
  4. 2012年山形工場と東日本物流センターを完成させます。

いま何に賭けているか

協和キリン

2030年に向けたビジョンで、「⁠日本発のグローバル・スペシャリティファーマとして病気と向き合う人々に笑顔をもたらすLife-changingな価値の継続的な創出」を掲げています。中長期構想「⁠Vision 2030 and Beyond」では、先進的抗体技術と造血幹細胞遺伝子治療の強みを生かして研究開発を加速するとしています。

東和薬品

理念は「⁠私達は 人々の健康に貢献します」「⁠私達は こころの笑顔を大切にします」で、私達の誓い「⁠T-SMILE」を掲げています。ジェネリック医薬品事業をコア事業に、新たな健康関連事業へ広げるとしています。会社は、毎年の薬価改定や業界の品質問題による信頼低下で、ジェネリック業界の環境は厳しさを増しているとしています。

どちらを選ぶかの目安

  • 年収を取るなら協和キリン、時間のゆとりを取るなら東和薬品。
  • 伸びている事業で任される範囲を広げたいなら、売上の伸びが大きい東和薬品。

よくある質問

協和キリンと東和薬品はどちらが年収が高い?
30歳に換算した年収は協和キリンが約754万円、東和薬品が約617万円。協和キリンのほうが約137万円高い。
協和キリンと東和薬品はどちらが残業が少ない?
月の平均残業は協和キリンが25.8時間、東和薬品が22.8時間。東和薬品のほうが月3時間少ない。
協和キリンと東和薬品はどちらが働きやすい?
当サイトの働きやすさの点数は協和キリンが74.8点、東和薬品が53.6点で、協和キリンが上回る。点数は残業・有休・年収・勤続などの公的データから計算したもの。

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