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王子ホールディングスの面接対策

10分で読める企業研究。有価証券報告書と公的データから、王子ホールディングスの面接の前に押さえておきたいことを1ページにまとめました。

1. 王子ホールディングスはどんな会社か

王子ホールディングスは、日本最大の製紙グループです。ただ今の稼ぎの中心は、新聞や本の紙ではなく、段ボールや紙おむつ(⁠ネピア)などの「⁠生活に使う紙」です。国内外に広大な森林を持ち、木から製品をつくる「⁠森林の会社」を名乗っています。

いまの状況:「⁠長期ビジョン2035」で、資本効率の向上、事業の組み替え(⁠ポートフォリオ転換)、サステナビリティ促進を基本方針に掲げています。

転機:2012年 持株会社に移り、社名を王子ホールディングスにします/2024〜2026年 欧州の環境配慮型の包装材メーカー、オーストリアのパルプ・バイオエタノールの会社を買収し、脱プラスチックや木からつくる素材の事業を広げています。

2. 面接で使える数字

項目数字比べると
売上高1.86兆円紙・印刷業の上場23社中1位。
売上に対する経常利益の割合2.2%業界中央値3.7%より1.5ポイント低い。
売上の4年の伸び1.27倍業界中央値は1.13倍。
従業員数(⁠単体)464人4年で1.31倍。
30歳換算年収約620万円業界中央値は約466万円。
月の平均残業17.4時間業界中央値は17.4時間。

売上・利益は有価証券報告書、年収・残業は公的データ(⁠詳しくは王子ホールディングスの企業ページ)。

3. 押さえておきたいこと

  • 稼ぎの中心は、新聞や印刷の紙ではなく段ボールや紙おむつ(⁠ネピア)などの生活産業資材で、社員約3.9万人の約半分(⁠約1.9万人)がこの事業にいます。新聞・雑誌の紙はデジタル化で減り続けています。
  • 経常利益率は約2.2%で、業界の中央値(⁠約3.7%)を下回ります。紙づくりは木材とエネルギーの価格に利益が左右されます。
  • 2012年の持株会社化以降、ブラジルのパルプ、東南アジアの段ボール、欧州の環境配慮型包装材、オーストリアのパルプ・バイオエタノールの会社を次々に買収しました。「⁠木を使うものは、木を植える義務がある」という昔の社長の言葉どおり、自社の森林から脱プラスチック素材をつくる方向に進んでいます。

4. 聞かれる質問の材料

一言でいうと

王子ホールディングス株式会社は、上場23社の中で売上1位の最大手クラス。稼ぎ方は「⁠自社で作って売るメーカー型」。

同業との違い(⁠規模の近い3社と比べて)

王子ホールディングス大日本印刷(⁠DNP)日本製紙レンゴー
売上高1.86兆円1.51兆円1.19兆円1.01兆円
利益率2.2%7.9%1.9%3.7%
4年の売上の伸び1.27倍1.13倍1.14倍1.35倍
30歳換算年収620万円624万円521万円629万円
月の残業17.4時間11.2時間16.8時間15.4時間

求める人物像

有価証券報告書でくり返し使われている言葉:成長・創造・グローバル・品質・現場

5. 逆質問の例

  • 「⁠長期ビジョン2035」を進めるうえで、配属予定の部署ではどんな取り組みが始まっていますか。
  • 2026年2月の代表者の異動について、現場の仕事にはどんな影響がありましたか。